ホカケトカゲの仲間には、インドネシアなどに生息アンボイナホカケトカゲ、ハルマホカケトカゲと、フィリピンに生息するフィリピンホカケトカゲの3種が確認されている。

 尾部が長く、全長の3分の2近くを占め、名前の示すとおり扇形の帆のようなクレストがあり、頭部から胴部の背には、とげ状の突起がある。また肩から胴にかけ皮膚にしわがある。体色は幼体時には灰緑色から緑褐色に暗色の斑紋、成体になると黒褐色に紫色の発色が見られる。

 森林の河川などの水辺にすみ、泳ぎがとくいで、危険を感じるともぐって逃げたり、水面を走って逃げたりもできる。半樹上生で植物食の強い雑食性で、植物の葉、果実、昆虫、小型爬虫類などを食べる。