特徴は尻と前足と後ろ足のももにかけて白色と黒色の横の縞模様があることです(この美しい縞模様から森の貴婦人とも呼ばれています)。この部分がシマウマに似ていることから、1900年に発見された当初はウマの仲間とされました。しかし、その後いくつかの点からキリンの仲間と正式に発表されました。
オカピはキリンの先祖に近い姿であることが分かっていますが、オカピの首は特に長くはなく、キリンと同じ皮膚に覆われた2本の角はオスだけにあります。草原にて群れで生活するキリンとは違い、森林に住みオスとメスのペアまたは単独で暮らしています。若い木や低木がある森林を好み、キリンと同じ耳まで届く長い舌で主食である木の葉、新芽をたぐり寄せて食べます。
とても警戒心が強く野生では姿を見ることが難しいので、詳しい生態はよく分かっていません。約440日の妊娠期間を経て1子を出産します。産まれた子供の頭までの高さは約80cm。ジャイアントパンダ・コビトカバと共に世界三代珍獣とされています。