頭の上がとさかのように突き出るのが特徴のカメレオンです。日本ではその頭が烏帽子をかぶった姿に似ていることからエボシカメレオンと呼ばれています。メスはオスに比べ頭の上の突き出かたは小さく、体色は環境で変化するが、基本的には緑色に褐色や黄色のラインが入ります。

　他のカメレオンの仲間と同様に、左右別々に眼を動かすことができ、一つの眼でも獲物までの距離を測ることが出来る。足は二股に別れ、木をしっかりとつかめる構造となっています。

　アラビア半島南西部の湿度の高い森林に生息する。餌は、主に虫を食べるが、時に葉など植物質の物も食べます。

　カメレオンの中では丈夫で飼い易く、成長も早いためペットとして人気があります。また、飼育下での繁殖が可能で、繁殖個体がペットとして流通しています。

　一回に２０～７５個の卵を産み、１５０～２００日で孵化する。