このオレンジ色と黒の派手な体色の持ち主は、アメリカドクトカゲである。ドクトカゲという名前から察しがつくとおり、毒をもっています。噛まれると激しい痛みにおそわれ、患部が腫れ上がります。トカゲ類の中ではドクトカゲ科が唯一毒をもっており、アメリカドクトカゲとメキシコドクトカゲの2種が知られています。

体色は黒にオレンジやピンクの鮮やかな模様が入り、うろこは細かい丸型になっています。尾が太く、栄養が十分に摂取できると、この尾に栄養を蓄えることが知られています。温厚な性格といわれていて、動きもゆっくり。成長すると50cmにもなる大型のトカゲです。

 トカゲ、ヘビの卵、鳥の卵やヒナ、小型の哺乳類を食べます。獲物を捕獲するのに毒はあまり使わず、毒は主に自分の身を守るために用います。

アメリカ合衆国からメキシコにかけての砂漠や乾燥した草原にすみ、石の下の巣穴にいることが多いです。主に地上で活動しますが、木に登ることもあります。

夏に3~7個の卵を産みます。